お久しぶりです。やごです。シエラレオネ生活も四ヶ月が過ぎ、この町内だとかなりの有名人状態です。外に出れば「ジュンカマラ」(カマラはシエラレオネで有名な苗字)と子供だけではなく大人にまで呼ばれます。シエラレオネフードもお腹を壊すことなく一通り食べました。いくつか記事を書いていますが、まずはこの記事でシエラレオネがどんな感じなのか紹介したいと思います。
丘。
1.丘
シエラレオネと言えば丘です。ガーナは平地が多い国でしたが、シエラレオネは見渡せば海と丘が見える素敵な国です。そして、この丘が重要な意味を持っているんです。まずはダイヤモンドが採れる理由がこの丘の多さでわかります。ダイヤモンドに関しては他の記事に書いたので省きます。次に漁業です。丘と海が近いのも影響して漁業が盛んです。そのせいもあって食事に魚が入る割合もとても多いです。また、韓国人が魚介類をシエラレオネから輸出しているそうで、韓国人の釣り人が多いそうです。最後に、農業です。丘が多いので平地に栄養がいきやすく土地の使い方で良い農業が展開出来そうですが、丘に作物を植える農家も多いようです。ちなみに、シエラレオネではお米が主食ですが、そのほとんどは輸入品です。シエラレオネ米を国内全土に販売するほど農家はお金がないし勤勉さも持ち合わせていません。
村の小学生2.教育
小中高の12年間は日本と同じです。しかし、どの段階でも年度で一定の単位を落とすと、その学校にはいられなくなります。選択肢は、学校を辞めるか、転校です。なので、中学や高校は学年が上がるごとに生徒学年数が極端に減るようです。更に、家事やお金の面もあり彼らが18歳で高校を卒業しているとは限りません。特に女子生徒の傾向は強いです。また、全ての学校ではないでしょうが、多くの学校は午前と午後に別れて登校します。理おそらく、生徒数が学校の規模に見あっていないのが理由の一つでしょう。
一般教育やアカデミックな教育よりも実践教育が求められているようです。二年生の専門学校が多く、特に情報系の学校やビジネスの学校が多いです。その理由は、就職口が極端に少ないため即ビジネスを始められる人材育成をするためでしょう。しかし、大学に行くために勉強する生徒の少なさも影響しているようです。
都市部の一部
3.フリータウン
Shaka Steven streetという比較的大きな道路がフリータウンのど真ん中です。一車線道路ですが、広い歩道と資本が投入されている店舗が多くあります。小型の電化製品店がズラリと並んだ後、銀行が立ち並ぶ一画があり、その周辺には様々な中小企業が集まっています。フリータウンのストリートはわかりやすいです。全てのストリートには名前がついていて要があるところだけ覚えてしまえばフリータウンを歩くのも楽しくなります。
お金とATMに可能に関して。食費は極端に安く抑えられます。1番大きな札が10,000レオンですが、日本円だと200円弱です。そのお札一枚でそれなりのご飯を二食食べられます。次に、VISAカードが使えるATMは中心部いくつかあります。しかし、僕は新生銀行のPLUSカードを使っているので使えるATMは一つしかありません。
フェイク iPhone44.情報
情報の乏しさは酷いです。特に、インターネットやCNNなどを見る機会がなければ、地球は丸いことも知りません。地図を見たことはあるようで、日本が最後の国だと思っている場合もあります。しかし、就職している人でバーに行く人(特に男性)はバーでCNNを見ます。そこで、日本の津波を知ることもできるようです。
そして、インターネットは強烈に遅いです。最近、ある携帯会社が3Gを取り入れて驚きましたが。ガーナ出会った若者の多くがFacebookを利用していましたが、シエラレオネの若者はメールアドレスさえ持っていない人が多いです
よく遊ぶ子供達。住んでいる家の前で。5.生活
父親は仕事、母親は家事が基本です。幼稚園の環境は無いので、小さな子供は全員家にいます。小中学生も午前か午後に分けられているので、家はほとんど幼稚園状態です。かつ、子供を養う力がないまま子供を作る場合や、父親が早い段階で亡くなってしまう場合もあります。その場合、子供は親戚で金銭的な余裕がある家に預けられます。なので先に述べた幼稚園状態が増すわけです。
お金がなくお腹が減った若者は夜に知り合いの家を訪ねてご飯を恵んでもらいます。と言っても、もしお金があればそのお金をサッカー観戦のために使います。サッカーへの情熱は特別強いです。ある程度お金がある人なら、サッカーのロトに賭けます。この近所には若者がよく来るので、夜中になるとヨーロッパサッカーの討論がたまに聞こえます。
日本人大好きなラスタマン6.人
基本的に楽観的な人が多く、何と言っても挨拶の多さが特徴的です。「元気？」「色々どう？」「体はどう？」「今日の朝はどう？」を一度に聞かれます。そこでただ 'fine' と答え続けます。更に、要もなしに名前を呼ぶ傾向があります。特に日本人の僕は酷いです。冒頭で述べたように、外に出れば「ジュンカマラ」を叫ばれ続けます。
また、冗談をよく言います。その冗談の多さが嘘の多さにも繋がっている気がします。表面上での友人はとても多いようですが、自分の心の内を知られるのは好まないようで、相手が知る必要の無いことは、説明をせずに適当な嘘をつきます。彼らが適当な嘘をつくことを知ってしまったので、基本的に彼らの情報は信じていません(苦笑)
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